30歳SIerがClaude Codeを使ってみたい理由|AI時代に会社依存を減らす第一歩

AIツールの話題が至るところで出てくるようになりました。ChatGPT、GitHub Copilot、そしてAnthropicのClaude……。IT業界に身を置いていると、「AIを使いこなせないと置いていかれるのでは」という焦りと、「どこから手をつければいいか分からない」という戸惑いを同時に感じる人は多いのではないでしょうか。

私は30歳、SIer勤務で、妻と1歳の子供との3人暮らしです。インフラ系の業務が中心で、ゴリゴリのコーディングをする仕事ではありません。でも最近、「Claude Code」というAnthropicのAIコーディングツールを試してみたいと思うようになりました。

なぜ、インフラエンジニアの私がコーディングAIに興味を持ったのか。それは「コードを書く仕事だから」というよりも、「会社に依存しない状態を作るために、AIスキルが関係してくると感じたから」です。

この記事では、私がClaude Codeに興味を持った理由と、AI時代における個人の働き方への考え方をまとめています。

  • Claude Codeとはどんなツールか
  • SIer勤務の自分がAIツールに注目した理由
  • AIスキルと「会社依存を減らす」ことの関係
  • ブログ・副業でのAI活用の可能性
  • 使う前の正直な疑問と向き合い方

Claude Codeとはどんなツールか

まず、Claude Codeがどんなツールかを簡単に整理します。

Claude Codeは、AnthropicのAI「Claude」を活用したコーディング支援ツールです。CLIベース(コマンドラインから操作する形式)で動作し、コードの作成・デバッグ・説明・リファクタリングといった作業をAIと対話しながら進められます。

一般的なチャット型AIとの違いは、プロジェクトのコード全体を読み込んだ上で、文脈を理解して作業を支援してくれる点にあります。「このファイルのこの関数を直してほしい」「テストコードを追加してほしい」という指示に対して、ファイルを実際に編集しながら進める。ただ答えを返すだけでなく、実作業を一緒に行う感覚に近いツールです。

ターゲットユーザーとして想定されているのは開発者ですが、「コードを書く機会が日常的にない人がコードを活用する場面」でも使える可能性があります。そこが私の興味を引いた点のひとつです。

ChatGPTやCopilotとどう違うか

AIコーディングツールというと、すでにGitHub Copilot(コードエディタ上の補完ツール)やChatGPT(チャットでコードを相談するスタイル)を思い浮かべる人も多いでしょう。

Claude Codeは、これらとは少し異なるアプローチを取っています。CLI上でプロジェクト全体のファイルを参照しながら、指示に応じてファイルを直接編集・作成していく。「コードについて相談する」より「コードの作業を一緒にやる」という方向性に近い。まだ自分では本格的に使い込めていないため、実際の使用感については今後のブログで記録していくつもりです。

SIer勤務の自分がAIツールに注目した理由

インフラ系の業務が中心の私が、なぜコーディング支援AIに注目するようになったか。きっかけは複数あります。

「AI活用」が技術者の差別化要素になりつつある

SIer業界でも、AI関連の話題は急速に増えています。顧客からの相談、社内の取り組み、採用の文脈……どこでも「AIをどう活用するか」が出てくる。

そこで感じるのは、「AIを使いこなせる技術者」と「AIについてなんとなく知っている技術者」の差が、これから広がる可能性があるということです。特に、AIツールを実際に手を動かして使い込んだ経験があるかどうかは、採用市場や副業の場面でも差として現れてくると感じています。

「AIに仕事を奪われるかもしれない」という不安より、「AIを使いこなせる側になる」という発想に切り替えることが、今の時点でできることだと思っています。

インフラエンジニアもコードと無縁ではなくなっている

Infrastructure as Code(Terraform、Ansibleなど)の普及によって、インフラエンジニアもコードを書く機会が増えています。私自身、業務でスクリプトを書いたり、設定ファイルを管理したりする場面があります。

「ゴリゴリのコーダーではないが、コードを全く書かないわけでもない」というポジションの人間にとって、AIコーディングツールは「コードを書く補助」よりも「コードを読み、直し、理解する補助」として機能してくれる可能性があります。自分で書くよりも速く、自分一人では気づかなかったやり方を提示してくれる——そういう使い方に可能性を感じています。

副業・ブログ運営でも使える場面があると気づいた

業務以外の文脈でも、Claude Codeへの興味が膨らんでいます。このブログを運営していく中で、WordPressのカスタマイズ、簡単なWebツールの作成、データ整理のスクリプトなど、コードが使えると便利な場面が出てきます。

これまでは「自分では難しいから諦める」か「既存のツールで代替する」しかなかった。でもAIコーディングツールがあれば、「コードを自分で一から書けなくても、AIと一緒に作れるかもしれない」という選択肢が生まれます。この可能性は、個人の副業・ブログ運営の文脈で特に大きな意味を持つと感じています。

AIスキルと「会社に依存しない状態」の関係

このブログのテーマは「会社に依存しない人生を作ること」です。AIツールを学ぶことが、どうその目標につながるのかを整理してみます。

AIは「個人の生産性の乗数」になる

会社に依存している状態の本質のひとつは、「自分一人の生産性では、できることの範囲が限られている」ということにあります。会社の組織・リソース・ブランドがあってはじめて、大きな仕事ができる。個人では同じことができない、という状態です。

AIツールは、この「個人の生産性の限界」を引き上げる可能性があります。コードが書けなかった人がAIの助けを借りて書けるようになる。文章作成に時間がかかっていた人が、AIのサポートで速く書けるようになる。データ分析ができなかった人が、AIとの対話でできるようになる。

個人の「できること」の幅が広がることは、副業や転職における選択肢を広げることに直結します。それは会社への依存度を下げることにつながると、私は考えています。

早い段階でAIツールに慣れておく意味

新しいツールや技術は、普及が進むにつれて「使えて当たり前」になります。インターネット、スマートフォン、クラウドがそうだったように、AIツールも「使えることが前提」になる時代が来るかもしれません。

その時点で初めて学び始めるより、今の段階から試し始めた方が、使い方の感覚や「どの場面で役立つか」という判断基準が身につきやすい。早期に使い込んだ経験は、後から追いつくことが難しい種類の資産になる可能性があります。

ただし「早く始めれば必ず有利になる」とは言い切れません。ツール自体が急速に変化しているため、今の使い方が将来も通用するかは分からない。それでも「何も試さない」より「使い始めて感覚をつかむ」方が、個人の選択肢を広げると考えています。

SIerとしてのキャリアとAI活用の交差点

SIerという業種は、顧客のシステム開発・運用を支援する仕事です。その中でAI活用の知見や実績があるエンジニアは、今後の案件獲得・提案において差別化要素になる可能性があります。

「AIを使えます」という抽象的な話ではなく、「実際にこういう業務でこう活用した、こういう効果があった」という具体的な経験を持つことが、市場価値として評価されやすくなると感じています。それは転職市場でも、副業・フリーランス市場でも同様です。

ブログ・副業でのAI活用の可能性を考える

このブログを運営していく中で、AIツールが役立ちそうな場面をいくつか考えてみました。まだ試行段階ですが、可能性として整理しておきます。

記事執筆の効率化(補助ツールとして)

このブログの記事は、私自身の体験・考え・判断基準を書くことが核になっています。その部分はAIに置き換えられるものではありません。でも、「構成案の整理」「表現の言い換え」「誤字脱字のチェック」「見出しの候補出し」といった補助的な作業は、AIを活用することで効率化できる可能性があります。

「AIが記事を書く」のではなく、「AIが作業の一部を補助して、私が書く時間と質を改善する」という使い方が、このブログのコンセプトに合っていると思っています。

簡単なツール・スクリプトの作成

ブログ運営や副業の中で、「こういうツールがあれば便利なのに」と感じる場面があります。たとえば、記事のカテゴリ分けを整理するスクリプト、データを見やすく整形するツール、簡単なWebページのカスタマイズなど。

これまでは「自分のスキルでは難しい」と諦めていた部分が、Claude Codeのようなツールを使えば「一緒に作れるかもしれない」という感覚があります。「コードを自分で全部書く」ではなく「やりたいことをAIに伝えて、確認しながら形にする」という作業スタイルが、個人の副業でも現実的になってきていると感じています。

学習の加速(理解の補助として)

クラウドやIaCの学習を進める中で、「このコードが何をしているか理解できない」「このエラーの意味が分からない」という場面が出てきます。そういうとき、AIにコードや設定ファイルを渡して「これは何をしているか説明してほしい」「このエラーの原因を教えてほしい」と聞くことで、理解を加速させる使い方ができます。

「先生に聞く」「検索して調べる」に加えて、「AIに聞く」という選択肢が増えることは、独学の効率という観点で大きな変化です。特に、副業や自己学習では「聞ける人がいない」という状況が多いため、AIを補助的な学習パートナーとして活用することに可能性を感じています。

使う前の正直な疑問と向き合い方

Claude Codeを「使ってみたい」と思いながらも、正直なところ疑問や不安もあります。それも含めて書いておきます。

コストはどれくらいかかるか

Claude Codeは利用に応じた課金が発生します(利用プランやAPIの使用量による)。個人で副業・ブログ運営に使う場合、そのコストが見合うかどうかは実際に使ってみないと判断しにくい部分があります。

最初は小さなプロジェクトや実験的な用途から試して、「このツールが自分の作業にどれだけ価値をもたらすか」を確認してから、継続的な利用を判断する方が現実的だと考えています。

セキュリティと情報管理の考え方

コードや文章をAIツールに渡す際、「どんな情報を入力するか」には注意が必要です。業務で扱う顧客情報・機密情報・社内専用のシステム設計をそのまま入力することは、情報漏洩のリスクがあります。

個人利用の範囲でも、「何を入力しているか」への意識は持っておく必要があります。個人ブログや自分のプロジェクトのコード、公開情報の学習目的での利用など、入力する情報の性質を意識した上で使うことが前提だと思っています。

「使いこなす」まで時間がかかることへの覚悟

新しいツールを導入すれば、すぐに生産性が上がるかというと、そう単純ではありません。使い方を覚えるまでの時間、試行錯誤する時間、「どの場面で使うと効果的か」を体感で理解するまでの時間がかかります。

最初から「劇的に効率が上がる」と期待するより、「少しずつ使い方を覚えて、徐々に活用範囲を広げる」という現実的な見立てで臨む方がいいと思っています。これはNISA積立や副業・ブログと同じで、すぐ結果が出るものではなく、続けることで蓄積されていくものだという感覚です。

まとめ:AI時代の「個人の武器」を育てる

この記事では、私がClaude Codeに興味を持った理由と、AI時代における個人の働き方への考え方をまとめました。

要点を整理すると、以下の通りです。

  • Claude CodeはAnthropicのAIコーディング支援ツールで、CLI上でプロジェクトのコードを読み・編集・作成できる
  • インフラエンジニアでも「コードを読み・直し・理解する補助」としての活用可能性がある
  • AIツールは個人の生産性の限界を引き上げ、会社依存度を下げる方向に働き得る
  • ブログ運営・副業・自己学習という個人活動での活用可能性が特に大きい
  • コスト・セキュリティ・使い慣れるまでの時間を正直に見積もった上で試す

「今日から取れる小さな一歩」として、まずClaude Codeの公式サイトや基本的な情報を確認してみることをすすめます。「使ってみる」前に「何ができるか・どんな費用感か」を把握するだけでも、導入を検討する判断材料になります。

AIツールを使いこなすことは目的ではなく、「会社に依存しない状態を作る」という目標のための手段のひとつです。投資・副業・スキルアップと同じように、少しずつ取り組んでいく実験のひとつとして、Claude Codeを自分の生活に組み込んでみようとしています。その過程は、このブログで記録していく予定です。

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