楽天証券は怖い?不正アクセスが心配な人へ|5年使っている会社員が公式のセキュリティ対策を整理

楽天証券は怖い?不正アクセスが心配な人へ お金・生活

「楽天証券 怖い」と検索すると、不正アクセスの話や「やめたほうがいい」という意見が出てきて、不安になる人も多いと思います。

私は30代の会社員で、楽天証券で5年ほど積み立てを続けています。今は新NISAで、毎月15万円をS&P500に連動するインデックスファンドに積み立てています。楽天証券を選んだのは、もともと楽天銀行と楽天カードを使っていたからです。

この記事では、楽天証券が「怖い」と言われる理由を整理し、楽天証券の公式サイトで公開されているセキュリティ対策と、利用者が自分で確認しておきたい設定をまとめます。

※セキュリティ対策の内容は、2026年10月時点で楽天証券の公式サイト(セキュリティのページ)に掲載されている情報をもとにしています。最新の情報は公式サイトで確認してください。

この記事の結論

  • 「怖い」と言われる一番の理由は、2025年に起きた不正アクセス・不正取引の被害
  • 被害の多くは、フィッシング詐欺などでログインIDやパスワードを抜き取られたことによるもの
  • 楽天証券はその後、パスキー認証・ログイン追加認証・通知メールなどの対策を強化している
  • 利用者側でも、パスキー認証かログイン追加認証の設定、通知メールの確認、偽サイトに注意することが大切
  • 証券会社に預けた資産は、法律で会社の資産と分けて管理するルールがある

楽天証券が「怖い」と言われる理由

楽天証券が「怖い」「やめたほうがいい」と言われる理由は、主に次のようなものです。

言われる理由 中身
不正アクセス・不正取引の被害 2025年、ネット証券各社で、第三者による不正ログインや身に覚えのない売買の被害が相次いだ
システム障害 アクセスが集中した日などに、つながりにくくなることがある(どのネット証券でも起こりうる)
サービス内容の変更 ポイント還元や特典の条件が変わることがあり、「改悪」と言われることがある
会社が潰れたら?という不安 預けた資産がどうなるのか分からず不安になる

このうち、多くの人が一番気にしているのは不正アクセスだと思います。順番に見ていきます。

不正アクセス被害は、なぜ起きたのか

楽天証券の公式サイトでは、フィッシング詐欺に加えて、スパイウェアやマルウェアなどの手法で、悪意のある第三者がログインID・パスワード・取引暗証番号を抜き取り、不正な取引が行われる被害が出ていると注意を呼びかけています。

つまり、多くは「証券会社のシステムから情報が盗まれた」というより、利用者のID・パスワードが、偽サイトや不正なソフトを通じて盗まれたことで起きています。

よくある手口は次のようなものです。

  • 証券会社を名乗るメールやSMSが届き、本物そっくりの偽サイトに誘導される
  • 偽サイトでログインIDやパスワードを入力してしまい、それが盗まれる
  • 盗まれた情報で、第三者が本人になりすましてログインし、売買を行う

楽天証券の公式のセキュリティ対策(2026年10月時点)

楽天証券の公式サイトには、次のような対策が掲載されています。「設定が必要なもの」と「設定しなくても動いているもの」があるので、分けて整理します。

自分で設定が必要なもの

対策 内容
パスキー認証(FIDO2) 2025年10月26日から導入。スマホの指紋認証・顔認証・PINなどでログインする方法。パスワードの代わりに使える
ログイン追加認証(多要素認証) ログインIDとパスワードに加えて、メールに届く絵文字で認証する方法。パスキー認証を使えない場合は必須
注文通知 2025年10月26日開始。注文の受付・訂正・取消のときにメールが届く。商品ごとに設定できる
楽天証券あんしんログイン パソコン用のツール(MARKETSPEED II)で、スマホと連携してID・パスワードを使わずにログインする方法

設定しなくても動いているもの

対策 内容
ログイン通知メール 口座にログインがあるとメールが届く(2025年6月1日以降は自動で設定)
ログイン履歴 ログイン後の画面で、過去3か月分のログイン履歴を確認できる
リスクベース認証 不審なアクセスや取引操作を検知したとき、電話番号を使った追加認証を行う(ログインは2025年3月23日、取引操作は2025年5月25日から)
パスワードのハッシュ化 ログインパスワードを、元に戻せない形にして保存している

被害が相次いだあとに、ログイン・取引の両方で対策が段階的に強化されてきたことが分かります。

利用者が自分で確認しておきたいこと

会社側の対策が強化されても、ID・パスワードを自分で偽サイトに入力してしまえば、被害にあう可能性はゼロにはなりません。次のことは、利用者側で確認しておきたいポイントです。

ちなみに私は、ログインにパスキー認証を使っています。パスキー認証はパスワードの代わりに使えるので、偽サイトにパスワードを入力してしまう心配を減らせます。

設定のチェックリスト

  • [ ] パスキー認証、またはログイン追加認証を設定している
  • [ ] 登録しているメールアドレスが、今も使っているものになっている
  • [ ] ログイン通知メールが届いているか、たまに確認している
  • [ ] 注文通知を、使っている商品(投資信託・国内株式など)で設定している
  • [ ] ログインパスワード・取引暗証番号を、ほかのサービスと使い回していない

普段の行動のチェックリスト

  • [ ] メールやSMSのリンクから、ログインしない(公式アプリやブックマークから開く)
  • [ ] 覚えのないログイン通知が来たら、すぐにパスワードを変えて、楽天証券に連絡する
  • [ ] ログイン履歴に、見覚えのないものがないか確認する

積み立てを自動で設定していると、ログインする回数が少なくなりがちです。そういう人ほど、通知メールが「異変に気づく窓口」になります。

「会社が潰れたら資産はどうなる?」について

証券会社に預けたお金や株式・投資信託は、法律(金融商品取引法)で、証券会社自身の財産と分けて管理すること(分別管理)が義務づけられています。

さらに、万が一、証券会社が破綻して分別管理に問題があり、資産が返ってこない場合には、日本投資者保護基金が1人あたり1,000万円まで補償する仕組みがあります。

なお、投資信託の資産は、証券会社ではなく信託銀行で管理されています。どちらも「絶対に損をしない」という意味ではなく、株価や基準価額が下がることによる損失は補償の対象外です。

「サービス内容の変更」はどう考える?

楽天証券に限らず、ポイント還元やキャンペーンの条件は変わることがあります。私も、ポイントのために証券会社を選ぶというより、楽天カードのクレカ積立と楽天ペイ残高を組み合わせて、毎月の積み立てを自動で続けられることを重視しています(設定は楽天証券でクレカ積立と楽天ペイ残高を併用する方法にまとめています)。

条件が変わったときに慌てないためには、「ポイントがなくなっても、この証券会社を使い続けるか」を一度考えておくと安心です。

結局、楽天証券は使って大丈夫?

不正アクセスの被害は、楽天証券だけで起きたものではなく、ネット証券全体で起きた問題です。どの証券会社を選んでも、ID・パスワードの管理と、偽サイトへの注意は欠かせません。

楽天証券が合いやすいのは、次のような人です。

  • 楽天カード・楽天銀行など、楽天のサービスをすでに使っている
  • 新NISAで、投資信託の積み立てを自動で続けたい

逆に、楽天のサービスを使っていない人は、ほかの証券会社と比べて選んでも良いと思います。比べ方は楽天証券とSBI証券を比較にまとめています。

よくある質問

楽天証券で不正アクセスの被害にあったら、補償はありますか?

補償の有無や条件は、証券会社の案内によって決まります。内容が変わることもあるので、最新の情報は楽天証券の公式サイトで確認してください。まずは、被害に気づいたらすぐに楽天証券に連絡することが大切です。

パスキー認証とログイン追加認証、どちらを使えばいいですか?

楽天証券の公式サイトでは、セキュリティ強度が高く、操作が簡単な方法としてパスキー認証を採用しています。スマホを持っていないなど、パスキー認証を使えない場合は、ログイン追加認証を使います。

新NISAの口座を、ほかの証券会社に移すことはできますか?

NISA口座は、手続きをすれば年単位で金融機関を変更できます。ただし、それまでに買った商品をそのまま移すことはできないなど、注意点があります。変更を考える場合は、今の証券会社と移る先の証券会社の案内を確認してください。

まとめ

  • 「怖い」と言われる一番の理由は、2025年に相次いだ不正アクセス・不正取引の被害
  • 多くは、偽サイトなどでID・パスワードが盗まれたことによるもの
  • 楽天証券は、パスキー認証・ログイン追加認証・通知メールなどで対策を強化している
  • 利用者側でも、認証の設定、通知の確認、メールのリンクからログインしないことが大切
  • 証券会社に預けた資産は、法律で会社の財産と分けて管理されている

新NISAの考え方は、新NISAを始める前に決めた3つのルールにまとめています。

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