インフラエンジニアの転職エージェントの選び方|スカウト型だけで動いて大変だったSIerが整理した比較のポイント

インフラエンジニアの転職エージェントの選び方 仕事・キャリア

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「インフラエンジニア 転職エージェント」で検索すると、「おすすめ16選」「18選」といった記事がたくさん出てきます。数が多すぎて、結局どれを使えばいいのか分からなくなる人も多いと思います。

私は30代、SIerで10年弱、クラウドやインフラを担当しています。2025年の夏に1社だけ転職活動をしたときは、転職エージェントではなく、スカウト型のサービス(ビズリーチ)を使いました。企業から直接声がかかるのは良かった(コンサル・外資系・大手SIerが多かった)のですが、書類の準備や日程の調整、面接の対策を自分で全部やるのが面倒だったというのが正直な感想です。

その経験から、転職エージェントは「たくさん並べて比べる」より、自分に合う種類を知って、2〜3社に絞る方が良いと考えるようになりました。この記事では、インフラエンジニアが転職エージェントを選ぶときの考え方を整理します。

この記事の結論

  • 転職エージェントは「総合型」「IT特化型」「ハイクラス型」「職種特化型(社内SEなど)」に分けて考えると選びやすい
  • インフラエンジニアなら、IT特化型を軸に、目的に合わせてもう1〜2社を組み合わせるのが基本
  • 選ぶときは「インフラ・クラウドの求人があるか」「担当者が技術を理解しているか」「年齢・地域の対象か」を確認する
  • スカウト型と組み合わせると、自分で動く部分とサポートしてもらう部分を分けられる

転職エージェントとスカウト型の違い

まず、転職エージェントとスカウト型の違いを簡単に整理します。

項目 転職エージェント スカウト型
求人の探し方 担当者(キャリアアドバイザー)が紹介してくれる 企業やヘッドハンターから声がかかる
書類・面接の対策 担当者がサポートしてくれることが多い 基本的に自分で行う
日程の調整 担当者が代わりに行ってくれることが多い 自分で行うことが多い
向いている人 忙しい人、初めて転職する人 自分のペースで動きたい人、市場価値を知りたい人
スカウト型と転職エージェントで、求人探し・書類・日程調整・面接対策・条件交渉を誰がするかの比較

詳しくは転職エージェントとスカウト型の違いにまとめています。在職中で、平日に時間を取りにくい人ほど、日程の調整や対策を手伝ってもらえるエージェントの良さは大きくなります。

転職エージェントの種類

転職エージェントは、大きく次の4つに分けられます。

種類 特徴 インフラエンジニアにとっての使いどころ
総合型 業界・職種を問わず、求人の数が多い 幅広く求人を見たいとき。IT以外の業界の社内SEなども探せる
IT特化型 IT・Web業界やエンジニアの求人に絞っている 技術の話が通じやすい。インフラ・クラウドの求人を探す軸になる
ハイクラス型 年収が高めの求人、管理職や専門職の求人が中心 経験を積んで、より上のポジションを目指したいとき
職種特化型 社内SE、コンサル、フリーランスなど、特定の職種に絞っている 行きたい方向が決まっているとき

インフラエンジニアがよく名前を目にするサービスを例に挙げると、IT特化型ではレバテックキャリアやGeekly、職種特化型では社内SE転職ナビ、スカウト型ではビズリーチやリクルートダイレクトスカウトなどがあります。対象の年齢・地域・経験の条件はサービスごとに違うので、登録する前に公式サイトで確認してください。

インフラエンジニアが転職エージェントを選ぶ5つの軸

1. インフラ・クラウドの求人があるか

一番大切なのは、自分が探したい求人があるかどうかです。インフラエンジニアの場合、「サーバー・ネットワークの設計構築」「クラウド(AWS・Azure・Google Cloud)」「運用・保守」「SRE」など、求人の種類が細かく分かれています。

公式サイトで公開されている求人を、自分の経験に近いキーワードで検索してみると、どれくらい求人があるかの目安になります。

2. 担当者が技術を理解しているか

インフラの仕事は、外から見ると違いが分かりにくい仕事です。「設計と構築の両方をやってきた」「オンプレミスからクラウドへの移行を担当した」といった経験の価値を、担当者が理解してくれるかどうかで、紹介される求人の質が変わります。

最初の面談で、自分の経験を話したときに、具体的な質問が返ってくるかどうかが一つの目安です。

3. 対象の年齢・地域・経験に当てはまるか

転職エージェントには、それぞれ得意な年齢層や地域があります。「20代向け」「首都圏中心」「経験者向け」などの条件があるので、自分が対象に入っているかを確認しましょう。対象から外れていると、登録しても求人を紹介してもらえないことがあります。

4. 面談の形式と連絡の取りやすさ

在職中の転職活動では、面談の時間を取るのが大変です。オンライン面談ができるか、平日の夜や土日にも対応しているか、連絡がメールやチャットでできるかなども、続けやすさに関わります。

5. 自分の目的に合っているか

「技術を深めたい」「社内SEになりたい」「年収を上げたい」など、転職の目的によって合うエージェントは変わります。目的があいまいなまま登録すると、紹介される求人もばらばらになりがちです。

目的の整理には、SIerからの転職を考え始めたらや社内SEとSIerの違いも参考にしてください。

目的別の組み合わせ方

1社だけでは、紹介される求人が偏ることがあります。目的に合わせて、2〜3社を組み合わせるのがおすすめです。

目的 組み合わせの例
まずは選択肢を広く知りたい IT特化型1社+総合型1社
インフラ・クラウドの技術を深めたい IT特化型2社(相性の良い担当者を見つける)
社内SEになりたい 社内SE特化型1社+IT特化型1社
自分の市場価値を知りたい スカウト型1つ+IT特化型1社

私のようにスカウト型だけで動くと、声がかかる企業を知るには良い一方で、準備をすべて自分で抱えることになります。スカウト型で「どんな企業から声がかかるか」を見ながら、エージェントに書類や面接の対策を手伝ってもらう、という分け方もできます。

目的別に使えるサービスの例

目的別に、ITエンジニア向けのサービスを3つ挙げておきます。どれも登録は無料です。私自身が使ったことがあるのはビズリーチだけなので、下の3つの内容は、各社の公式サイトの案内(2026年10月時点)をもとにしています。

サービス 種類 公式サイトで案内されている主な特徴 向いている人
TechGo(テックゴー) IT特化型の転職エージェント ITエンジニア向けの求人の紹介、書類の添削、模擬面接を何度も行う選考対策、内定後の条件の交渉 書類や面接の準備を手伝ってほしい人
レバテックダイレクト IT特化のスカウト型(正社員の求人) 経歴を登録すると企業からスカウトが届く。職種・スキル・リモート可などの条件で求人を探せる どんな企業から声がかかるか、まず知りたい人
社内SE転職ナビ 社内SEの職種特化型 社内SEの求人に絞って紹介 自社のシステムに長く関わりたい人

組み合わせるなら、「スカウト型で声のかかり方を見る(レバテックダイレクト)」と「エージェントに準備を手伝ってもらう(TechGoや社内SE転職ナビ)」のように、役割を分けるとやることが重なりません。

▶ ITエンジニアの転職なら【TechGO(テックゴー)】

▶ スカウトを受け取るなら:レバテックダイレクト

▶ 自社で腰を落ち着けて仕事がしたい方は【社内SE転職ナビ】へ

※レバテックダイレクトは、ITエンジニアやクリエイターとしての経験がある人向けのサービスです。対象の年齢・経験などの条件は、登録前に公式サイトで確認してください。

転職エージェントを上手に使うコツ

職務経歴書を先に作っておく

面談の前に職務経歴書を用意しておくと、話が具体的になり、紹介される求人も合いやすくなります。インフラエンジニアの職務経歴書は、担当したフェーズ(設計・構築・運用など)や、扱った環境の規模を書くと伝わりやすくなります。

希望の条件と、ゆずれない条件を分けておく

「年収」「勤務地」「リモートワーク」「夜間・休日の対応」など、希望を全部並べると、合う求人がなくなってしまいます。ゆずれない条件を2〜3個に絞っておくと、担当者も求人を探しやすくなります。

応募先の会社の製品やサービスを調べておく

私が最終面接で落ちたとき、敗因はその会社の製品についての知見が足りなかったことだと考えています。エージェントを使う場合も、応募先が何を作っている会社なのか、自分の経験がどう生かせるのかは、自分で調べておく必要があります(詳しくは最終面接で落ちる理由と対策)。

合わないと思ったら、はっきり伝える

紹介される求人が合わない、連絡が多すぎる、と感じたら、遠慮せずに伝えて大丈夫です。担当者を変えてもらえることもあります。利用をやめたいときは、退会の手続きをすれば止められます。

転職エージェントを使うときの注意点

  • すすめられるまま応募しない:エージェントは、紹介した人が入社すると企業から報酬を受け取る仕組みです。自分が納得できない求人には、応募しなくて大丈夫です
  • 急かされても、自分のペースを守る:「今週中に決めてほしい」と言われても、家族と相談する時間や考える時間は必要です
  • 同じ求人に、複数のエージェントから応募しない:企業側で重複になり、印象が悪くなることがあります

よくある質問

転職するか決めていなくても、登録していいですか?

多くの転職エージェントは、「まずは相談だけ」でも利用できます。今すぐ転職しない場合は、面談でそのことを伝えておくと、無理に応募をすすめられにくくなります。

何社くらい登録すればいいですか?

2〜3社が目安です。多すぎると、連絡や面談の対応だけで疲れてしまいます。

転職エージェントは無料ですか?

転職する人は、無料で使えるのが一般的です。エージェントは、採用が決まったときに企業から報酬を受け取る仕組みになっています。

まとめ

  • 転職エージェントは「総合型」「IT特化型」「ハイクラス型」「職種特化型」に分けて考える
  • インフラエンジニアなら、IT特化型を軸に、目的に合わせて2〜3社を組み合わせる
  • インフラ・クラウドの求人、担当者の技術理解、対象の年齢・地域を確認する
  • スカウト型と組み合わせると、自分で動く部分とサポートを受ける部分を分けられる

自分の経験の価値を整理するには、インフラエンジニアの市場価値を上げるには?も参考にしてください。

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