ChatGPTで音声ファイルの文字起こし・要約ができるように|対応形式・上限・無料版で使えるか、使うときの注意点【2026年10月】

ChatGPTで音声ファイルの文字起こし・要約ができるように AI・デジタル

2026年10月6日、ChatGPTに音声ファイルをアップロードして、文字起こしや要約を頼める機能が追加されました。これまでは、録音を文字にするには別の文字起こしツールを使ってから、ChatGPTに貼り付ける、という手間がありました。今は、録音ファイルをそのまま添付すれば済みます。

私は30代の会社員で、ChatGPTのPlusプランを使っています。主な使い道は、スマホでの調べものや、ちょっとした相談です。Plusプランは今回の機能の対象なので、実際に試したら感想を追記します。この記事では、OpenAIの公式ヘルプをもとに、何ができるのか、どのプランで使えるのか、使うときの注意点を整理します。

※内容は2026年10月時点のOpenAIの公式ヘルプ(「Uploading files and audio to ChatGPT」)とリリースノートをもとにしています。提供状況はプランや地域、アプリのバージョンによって変わることがあります。実際に使った感想は、試したあとに追記します。

この記事の結論

  • 音声ファイルを添付すると、文字起こし・要約・質問への回答・メモやメールの下書きまで頼める
  • 使えるのは有料プラン(Go・Plus・Proなど)と法人向けプラン。無料版では使えない
  • 対応形式はMP3・M4A・WAVなど。1ファイル512MBまで。動画として扱われるMP4・WebMは不可
  • 文字起こしには間違いや話し手の取り違えがある。大事なところは元の録音で確認する
  • 録音するときは相手の同意を取る。会社の会議の録音を個人のChatGPTに入れない

何ができる?

公式ヘルプとリリースノートでは、次のような使い方が紹介されています。

できること 頼み方の例
文字起こし 「この録音を文字に起こして」
要約 「決まったこと、未解決のこと、次にやることに分けて要約して」
内容への質問 「締め切りについて何と言っていた?」
メモ作り 「講義の要点を、見出しつきのノートにまとめて」
下書き 「この打ち合わせのお礼メールの下書きを作って」

文字起こしをしてから、そのまま「ここをもう少し詳しく」「表にまとめて」と続けて頼めるのが、専用の文字起こしツールとの違いです。

どのプランで使える?

プラン 月額(日本の料金ページ、2026年10月) 音声ファイルのアップロード
無料版 0円 使えない
Go 1,400円 使える
Plus 3,000円 使える
Pro 16,800円から 使える
Business・Enterprise 法人向け 使える(管理者の設定による)

公式ヘルプでは、音声のアップロードは「有料のChatGPTのサブスクリプションと、ワークスペースで利用できる」とされています。文書や画像のアップロードは無料版でも使えますが、無料版は1日3ファイルまでという制限があります。

対応しているファイル形式と上限

項目 内容
対応形式 WAV、MP3(MPEG)、OGG、音声だけのWebM、PCM、FLAC、AAC、M4A、音声だけのMP4
対応していないもの 動画として扱われるMP4・WebM
1ファイルの上限 512MB
長い録音 小さく分けて処理されることがある。とても長い録音は、途中でタイムアウトすることがある

スマホのボイスメモ(iPhoneならM4A)は、そのまま添付できる形式です。動画ファイルを入れたい場合は、音声だけを書き出してから添付する必要があります。

使い方

  1. ChatGPTの会話を開く
  2. クリップのアイコンから音声ファイルを選ぶ(パソコンならドラッグでも可)
  3. 「文字起こしして」「要約して」など、やってほしいことを書いて送る
  4. 結果を確認して、続けて質問したり、形を変えてもらったりする

頼み方のコツ

ほかのAIへの頼み方と同じで、目的・前提・やってほしいこと・出力の形をはっきり書くと、結果が安定します。

例:

これは、録音の許可をもらった地域のイベントの説明会の録音です。持ち物と提出物の締め切りだけを、日付の早い順に箇条書きで出してください。分からないところは「聞き取れず」と書いてください。

「分からないところは分からないと書いて」と頼んでおくと、聞き取れなかったところをもっともらしく埋められるのを防ぎやすくなります。

使うときの注意点

1. 文字起こしは間違えることがある

公式ヘルプでは、文字起こしには誤りがあることや、話し手の区別が正確でないことがある、と書かれています。日本語は言語によって精度が変わるとも書かれています。数字・日付・名前など、大事なところは元の録音で確認しましょう。

2. 録音するときは相手の同意を取る

人と話した内容を録音するときは、事前に「録音してもいいですか」と確認するのが基本です。勝手に録音した音声を、AIに入れるのはやめましょう。

3. 会社の会議の録音は、個人のChatGPTに入れない

文字起こしが便利になるほど、仕事の会議の録音を入れたくなります。ただ、会社の会議には、お客さんの情報や社内の情報が含まれていることがほとんどです。個人で契約したChatGPTには入れず、仕事で使う場合は、会社が認めたツールと方法を使いましょう。

4. 消し方を知っておく

公式ヘルプでは、会話を消しても、ライブラリに保存されたファイルは別に残ることがある、と案内されています。不要になったファイルは、ライブラリからも削除しておきましょう。データを学習に使われたくない場合は、設定の「データコントロール」も確認しておくと安心です。

個人利用で使えそうな場面

場面 使い方
自分のための音声メモ 通勤中に話して録音したアイデアを、あとで箇条書きにする
講座やセミナー(録音が許可されているもの) 要点と、自分がやることを整理する
家族の予定の確認 自分で録音した説明(録音してよいもの)から、日付と持ち物を抜き出す
語学の練習 自分の発音を録音して、文字起こしで確認する

録音してよいかどうかを最初に確認する、という前提を守れば、「聞き直すのが面倒で放置していた録音」を役立てやすくなります。

よくある質問

無料版でも音声チャットは使えますよね?

音声で会話する機能(音声チャット)は、無料版でも上限つきで使えます。今回の機能は、録音済みの音声ファイルを添付する機能で、こちらは有料プランが対象です。

1時間の会議の録音も入れられますか?

512MBまでのファイルは添付できます。ただし、長い録音は分けて処理され、とても長い場合はタイムアウトすることがあると案内されています。長い録音は、前半・後半に分けて頼むのが確実です。

話している人を区別してくれますか?

区別を頼むことはできますが、公式ヘルプでは、話し手の区別は正確でないことがあるとされています。誰が言ったかが大事な場面では、元の録音で確認しましょう。

音声ファイルは保存されますか?

保存や削除の扱いは、ファイルを保存した場所や設定によって変わります。不要なファイルは、会話とライブラリの両方から削除しておきましょう。

まとめ

  • 2026年10月6日から、ChatGPTに音声ファイルを添付して、文字起こし・要約・メモ作りを頼めるようになった
  • 使えるのは有料プラン(Go・Plusなど)。無料版では使えない
  • MP3・M4A・WAVなどに対応、1ファイル512MBまで
  • 文字起こしの間違いに注意し、録音の同意と仕事の情報の扱いを守る

ChatGPTの最新モデルについては、ChatGPTのGPT-6と「Intelligent UI」とは?にまとめています。ChatGPTが向いていることと、向いていないことは、ChatGPTで効率化できない理由で整理しています。

出典:OpenAI「Uploading files and audio to ChatGPT」、「ChatGPT release notes」、「ChatGPTの料金」(2026年10月9日確認)

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